最近まで知らなかったけどアロイドって結構水耕栽培に向いているんだよね。特に株分けした後とかは水耕栽培だと安心して育てれる。ですが、下手な培地を使うと枯れてしまうことも!
ですのでここでは斑入りクワズイモの水耕栽培に向き・不向きの培地についてまとめてみました。また使い方で注意したほうがいい点や、苔やカビ対策商品についてもまとめています。
斑入りクワズイモの培地選び
以下の動画のように斑入りクワズイモの水耕栽培を色々やってみのですが、その中で適した培地、適さない培地がありました。以下に簡単にまとめます。
斑入りクワズイモの水耕栽培に適した培地
結論としてはやはり高い培地は育ちがいいといった感じでした。以下のゼオライトを着色したレインボーサンドや、
炭を利用したチャコボールなどは値段が高いけれどもしっかりと斑入りクワズイモが育ちました。
値段が高くつくけど、おしゃれに斑入りクワズイモを使って水耕栽培するなら個人的にはこの2つをたっぷり使って育てるのがベストだと感じました。

だけど、斑入りクワズイモが成長すると根っこが見えてしまったりします。根域制限するか迷うところ。
また、安価に硬質鹿沼土とゼオライトの組み合わせでも十分育つことがわかりました。見た目を気にせず安く水耕栽培に挑戦してみたいって方にはこういうのでもいいですね。
斑入りクワズイモの水耕栽培に適さない培地
斑入りクワズイモの栽培に適さない培地としてはジェルポリマーがあります。試しにダイソーで購入して栽培してみたのですがダメでした。(高級なものだと行けるかもしれませんが。)
また、部分的に栽培に適した培地を入れ、見える部分にキレイな石などを置くやり方もあまりよくなかったです。根域制限により成長がかなり抑制されてしまいました。
下手に安い培地を使うぐらいなら、キレイな容器にゼオライトの粒を沈めて水だけで育てたほうがいいですよ。水栽培は根っこもしっかり見えてキレイですしね。
また水耕栽培を行っていると以下のように葉から水滴が落ちやすいです。水滴対策に関してもまとめておきますね。
⇒クワズイモの葉から水滴が落ちてきた! その原因と対策を簡単にまとめるよ。
水耕栽培の苔やカビ対策にはオクトウォーター
水耕栽培で気になるのが苔やカビの発生。それを防ぐにはどうしたらいいんだろう? そう考えてググってみるとオクトウォーターという商品で解決できることがわかりました。

水耕栽培をやる前にこれだけは手に入れておくことをおすすめします。
これがないと以下のように苔やカビで培地が汚れてしまうんですよね〜。当然植物の成長にも影響が出ます。
こちらはカビを抑えるタイプのオクトウォーター『Temaira ガード』。水で薄めて簡単にあげることができます。
逆さにして軽く振ると一滴落ちるタイプのフタになっています。何滴か落としたい場合は、一度上向きに戻してからまた下向きにして落としましょう。
また、藻類に関しては『MK-08』という商品で対応できますよ。
水耕栽培用の培地にはいろんな種類があるよ
水耕栽培に使える培地にはいろんな種類があります。斑入りクワズイモには向き・不向きがありますが、とりあえずいろいろな種類の培地と使い方についてまとめてみました。
重ねるのが美しい『レインボーサンド』
重ねて美しい『レインボーサンド』。ゼオライトを使用しているのでそのまま単体で水耕栽培に使えるのがいいですね。

見かけだけの素材だと、内部に栽培用の培地を入れないといけないからね。
価格は高めで、小さな袋でも千円ぐらいします。だから内部をセラミスに変えて安く済ませるのも一つの手。
というより、以下の動画のように仕切りを作って外部だけカラーサンドにする方が一般的ですね。そうしないとお金がかかりすぎるし、根っこが見えてきてしまいます。
ですがここは試しにカラーサンドだけで斑入りクワズイモを植えつけてみたいと思います。
今回は二色を斜めに分割します。まずはグラスの下に物をはさみ斜めに傾けます。
そこにまずこげ茶色のレインボーサンドを投入。斜めに整地します。
そしてクワズイモの根は植え付ける前に短めにカットしておきましょう。長すぎるとジャマになります。
これぐらいカットするぐらいでちょうどいいです。水耕栽培と培養土に適した根は違うので、新しく適応した根が出るようにします。
いい感じのサイズになりました。
赤色のレインボーサンドを入れていきます。
軽く上下にたたいてスキマをなくします。
そして平らにならしたらOK。
レインボーサンドを入れるときに植物のスキマに粒が入り込むことがあります。
こういうものは水を入れるときに一緒に洗い流してしまいましょう。
水の量は色が変わるのでわかりやすいです。
水をしっかりいれたら完成。本当はもう少し少なめにしたかったけどちょっと入れすぎちゃいました。
炭を使ったチャコボール
黒色の培地を探しているなら『チャコボール』がおすすめ。炭を使っているので水の浄化作用的にもいいですね。袋から中身を取り出すと以下のような感じになります。
それでは斑入りクワズイモを植え付けてみましょう。根っこは短めにカットしています。
植え付けるとかなりキレイな感じになりました。紫色のグラスとの相性もいい感じ。
あとは水を加えていきます。
今回は水を半分ぐらいまで入れておきました。このぐらいがちょうどいいかな。
ガラスサンドを使った水耕栽培
ガラスのカラーサンドがキレイだったので水耕栽培の培地に使ってみることにしました。ですが、これが植物に当たってもあまりプラスにはならない。だから内部はセラミスに入れ替えます。

セラミスはドイツの粘土で作られた多孔質の粒状培地だよ。
今回はプラ製の鉢底ネットを利用していきます。完全に根っこを遮断できるようにクリアファイルを利用してもよかったけど、今回は水の流れが出やすいようネットにしました。
ガラス鉢の7〜8割程度の高さになるようにネットを切り取ります。
そして柔らかいアルミワイヤーなどで円柱状に固定します。
そしてガラス鉢の中央に設置。
周囲にガラスカラーサンドを入れていきます。今回はダイソーのガラスサンドを使いました。
ネットより少ししたぐらいまで入れていきます。
次はセラミスの出番。そのまま内部に入れるのは難しいので、一度四つ折りにした紙の上に置きます。
そして髪を巻くと簡単に入れれるようになります。
まず1/3〜半分ぐらいまでセラミスを入れます。
そこに斑入りクワズイモを投入。
手で位置を固定しながら残りの空間にセラミスを入れます。
こぼれたセラミスはピンセットで取り除きましょう。
あとは上からカラーサンドかけて完成。こういうのもありですね。
安い培地で水耕栽培
とりあえず植物を支えてくれて、生育に問題ないレベルならOK。そんな感じの水耕栽培にもチャレンジしてみました。利用したのはゼオライトと硬質鹿沼土です。

ゼオライトは悪い成分を除去できるものが入ってない時には必須です!
まずはゼオライトの粉を洗い流します。あっても問題ないと思いますが、見た目的に美しくなくなります。
そして硬質鹿沼土の粉も洗い流します。こういうものは粉が出続けてしまいがちなので、ある程度でやめておきましょう。
粉が落ちたら斑入りクワズイモを植え付けていきます。
斑入りクワズイモをゼオライトが入ったガラス鉢に入れます。斑入りクワズイモは手で押さえてもいいですが、何か倒れないように押さえるものを準備しておいたほうがいいです。私は古いおはしを利用しました。
斑入りクワズイモを固定したら硬質鹿沼土を入れていきます。
どうしても水が最後はあふれてしまいます。粉で汚れている水ですので流してしまいましょう。

硬質赤玉土などはいくら洗ってもどうしても汚れが出てしまいます。
余分な水を落としていい感じになりました。
汚れをとって完成。
と思ったけど、空気に触れてるとカビた記憶が。。。というわけで水面を鹿沼土の上に来るようにしました。これで完成です。
荒々しさを求めるならミニストーン
キレイさよりもちょっと荒々しい感じも出したかったので、ミニストーンを周囲に使ってみました。内部はガラスストーンと同じようにセラミスで対応します。まずはセラミスを入れる枠作り。
周囲にミニストーンを配置して、
セラミスと斑入りクワズイモを配置していきます。
最後に上にもミニストーンを入れて完成。
水は下部1/3程度ぐらいのところで調整していきます。
簡単でキレイなジェルポリマー
見た目がキレイなジェルポリマー。私の経験では斑入りクワズイモに合わなかったので簡単に少しだけ記載しますね。
水を切るとジェルポリマーの形が見えてキレイ。
水を入れると半透明になり、根っこがしっかり見えるようになります。使い分けれるのがいいですね。
まとめ
斑入りクワズイモには合う培地と合わない培地があるのでしっかりと合う培地を選ぶことをおすすめします。また、オクトウォーターは買っておいたほうがいいですよ。

カビや藻類が生えて培地を変えたりすることを考えたら買ったほうが安上がりです。
水耕栽培が気に入ったらアクアポニックスのようなシステムにバージョンアップさせてもいいですし、空中に根を出しスプレーで育てるエアロポニックのような変わったシステムに取り組むのもいいですね。