クワズイモはハダニの発生が少なめですが、葉っぱが大きいアロイドはハダニがつきやすい品種が多いです。

特に斑入りグリーンベルベットのように毛がふかふかのタイプはダニがわきやすい。
ここではアロイドにハダニが発生した時に水で物理的に除去する方法や、殺ダニ剤の種類についてまとめています。
ハダニは水で洗い落とそう
ハダニは農薬を使わなくても数を減らすことが可能です。水で洗い流しちゃえばいいんですよね〜。 だけど室内だと雨が当たらないからハダニが増えやすい。

だからときおり外に出してジョウロでシャワーしてあげるといいですね。
ですがハダニが増えてくるとジョウロで軽く水をかけるぐらいでは力不足。すこしハダニが見えてきた以下の斑入りクワズイモを違う方法でキレイにしてみましょう。
細かな霧が出るステンレス製の霧吹き器を利用して強めにスプレーしました。これぐらいやればキレイになりますね。
だけど手で水を出すタイプだとすぐに疲れてしまいます。ある程度大きな植物なら肩にかけるタイプの噴霧器を利用した方がいいですよ。
手動で圧力をかけるものであれば、数千円もあれば十分購入できます。ただし水だけで完全にハダニを落とし切るのは難しい。

一度水をかけたあとタオルなどで葉をふいたりするのも一つの手だよ。
農薬でハダニを殺虫する
やはりハダニをしっかり押さえようとするなら農薬が必要。家庭で一番使いやすい農薬といえばベニカ系のスプレー。
特にベニカXファインスプレーは害虫・病気など幅広く効くので家庭菜園などをしている肩なら一本は持っておきたい逸品です。
もし自然系にこだわるならパイベニカVスプレーがおすすめ。天然成分でハダニや害虫などを殺虫します。ただし効果と継続性は化学農薬より低めですね。

成分のピレトリンは除虫菊に含まれる天然成分だよ。
その他にも食品原料由来でハダニを包んで窒息させる農薬も販売されています。そういうのを使うのもいいですね。
ですが、ベニカなどの弱めの家庭菜園用や水を利用した物理的防除ではダニがわき始めると抑えきれません。そういう時は化学農薬に頼りましょう。

ただし古い農薬はハダニが抵抗性を持っている可能性があるので注意してね。
まず使ってみたのはカネマイトフロアブル。なんといっても安かったので。古い農薬なので抵抗性があるハダニが多いかと思ったのですが、意外とハダニに効きました。
HPで見た時は観葉植物に登録あったけど? と思ったらHPで見るとしっかり登録がありました。間違ったかと思ったよ。
個人の鑑賞目的で非食用であればあまり気にしなくてもよさそうだけど、やっぱりきちんとルールは守って使った方が安心ですからね。
もう一つはバロックを買っておきました。同じ農薬を使い続けると薬剤耐性ができるからせめて2つ以上の農薬を準備しておきたいものです。
その他にもハダニ対策用の農薬はいろいろあります。公的機関などで紹介されいますので、以下のようなページで確認することをお勧めします。
まとめ
葉が大きくハダニが出やすいアロイドたち。今回は斑入りクワズイモのハダニ対策を行ってみました。通常は水をしっかりかけ、弱めの農薬でハダニ対策するのがおすすめです。
ですがハダニがわきはじめたらしっかりと化学農薬で抑えましょう。できればハダニがわくまえに春と秋に一回づつ散布するなど決めておくといいですね。