日本とだとサトイモがコロカシア(Colocasia)の属に分類されますが、コロカシアにはどんな種類があるんだろう? 気になったので世界にあるコロカシアの品種を耐寒性(USDA Zone)と共に調べてみました。

USDA ZONEは-60Fから-55Fを1a、-55Fから-50Fを1bというように、5F(華氏)ごとにエリアを区分けしたものです。以下のサイトがわかりやすいです。
⇒耐寒性ゾーンマップ (Hardiness zone map)
コロカシアの基本的に分類される種類は20種程度。その中で様々な品種が存在します。また現在の品種数は新品種も続々と出てきていますので、どれぐらいあるか正確な数は不明。

しかし珍しい品種が集まるヤフオクでもコロカシアはあまり多く出品されていません。
特に斑入りのコロカシアはなかなか出品されず、ヤフオクをじっと見ていないとなかなか手に入れれないですね。ですがとりあえずわかる範囲でコロカシアの種類を以下にまとめていきますね。
コロカシアの種類まとめ
日本でも販売されているコロカシア(Colocasia)の種類を耐寒性(USDA Zone)の情報とともにまとめました。意外と寒さに強いものが多かったです!
サトイモ(Colocasia esculenta Schott)
サトイモはZoneとしての記載は少ないですが9のようです。関東以南であればそのまま植えておいても越冬できたりします。ですが確実に越冬冴えるのであれば、ある程度の高さ土を被せておきましょう(5cm~)。

斑入りのサトイモはキレイだけど、普通のサトイモより弱いためしっかり保温した方がいいですよ。
寒いエリアだと50〜80cm程度穴を掘り、逆さに埋めて覆土をかけるという形で越冬させます。栽培記録は以下の記事でまとめています。
コロカシア イラストリス(Colocasia esculenta ‘Illustris’)
コロカシア イラストリスは筋の部分が緑色で他が黒っぽくなるのがかっこいいですね。USDA Zonesは8-11。結構寒さに強いです。
コロカシア ギガンティア (Colocasia gigantea ‘Thailand Giant’ (Giant Elephant Ear))
めちゃくちゃ大きくなるコロカシアといえば『ギガンティア』。USDA Zonesは8-11。結構寒さに強いです。他の植物の日除けにもなりそうですし育ててみようかな。
コロカシア コナコーヒー(Colocasia esculenta ‘Kona Coffee’)
黒紫色の感じがいいですね。少しブレはありますが、USDA Zonesは7b-10ぐらいとかなり寒さには強い感じ。
コロカシア コーヒーカップ(Colocasia esculenta ‘Coffee Cups’)
まさにコーヒーカップといった感じに葉が杯状になるコロカシアです。USDA Zonesは8a~11。7bとの記載もありますが、基本的には8aだと思います。
コロカシア ‘ジャックス ジャイアント’(Colocasia esculenta ‘Jack’s Giant’)
ギガンティアと同じものかと思ったら違うものなんですね。『ジャックス ジャイアント』も大きく育ちます。USDA Zonesは7a~10。日本でも−5度ぐらいなら十分に越冬できているようです。
コロカシア ダイヤモンドヘッド(Colocasia esculenta ‘Diamond Head’)
黒紫っぽい感じの色ですが、サイズが結構大きくなるのが気になります。外植え向きの品種ですね。USDA Zonesは7a~10b。
コロカシア ビッグディッパー(Colocasia esculenta ‘Big Dipper’)
新しい品種で情報が少ないです。黒っぽい茎が特徴。耐寒性は関東以南ぐらいであれば栽培可能といった感じです。
コロカシア・ファラックス(Colocasia fallax)
葉の中心部位が白っぽくなる品種。USDA Zonesは7a~10b。
コロカシア フォンタネシー(Colocasia esculenta ‘Fontanesii’ (Black Stem Elephant Ear) )
葉脈が紫色になる品種。USDA Zonesは9~11。ちょっと寒さに弱めな感じ。
コロカシア ‘ブラック・マジック’ (Colocasia esculenta ‘Black Magic’)
ブラックという名前なんだけど紫色も入っている気がする品種。USDA Zonesは8~10。ただし7の記載もあるのでもうちょい寒さに強いかも。
コロカシア ‘ブラックランナー’ (Colocasia ‘Black Runner’)
動画でもわかるように、ブラックマジックよりも丸っぽいのが『ブラックランナー』。USDA Zonesは8a~11ぐらい。ですが、7bの記載もあり。
コロカシア’ブラック・ウォーター’(Colocasia ‘Black Water’)
ブラックだから黒いのかと思ったら黒いのは茎の部分だけですね。USDA Zonesは7b~10bです。
コロカシア ブルーハワイ(Colocasia esculenta ‘Blue Hawaii’)
葉脈が紫色になる品種です。なぜブルーなんだろう? USDA Zonesは7b~10bです。
コロカシア モヒート( Colocasia esculenta ‘Mojito’)
黒い斑入りのコロカシア『モヒート』。USDA Zonesは8~10です。私が栽培した記録は以下の記事でまとめています。
コロカシアの品種まとめ
コロカシアと言えば日本ではサトイモ。サトイモは結構寒さに弱いのでコロカシアは寒さに弱いものと思っていました。ですが結構寒さに強いものが多いですね。

海外の品種は寒さに弱いと思いサトイモの斑入りから始めましたが、海外の品種の方が寒さに強くて驚いています。
日本で十分栽培できる品種が多いので、ちょっと栽培する種類を増やして行こうかなと思う今日この頃です。